日経パソコン2006-09-25号にDVDの寿命に関する記事「DVDは百年もつか?」があったので、メモしておきます。興味がある方は実際に雑誌を読まれる事をお勧めします。また、以下の報告書(PDF)も参照される事をお勧めします(但し126ページありますし、内容・結果がこの手の試験にありがちですが多岐にわたっており、結論が簡潔な表現になっていないため、読みにくいです)。
製品に新規採用する電子部品を選定したり、設計された製品を出荷するに当たっての信頼性を評価したりするために、加速劣化試験を何度か実施した事がありますが、試験条件を維持するだけでも結構大変ですし、劣化モードが変化した際にどう判断するかなど悩ましい問題が多々あって、評価するのが大変なのは実感しています。
※ 2004/03時点&2005/03時点の報告書は以下から入手できます。
長期保存のための光ディスク媒体に関する調査研究 報告書 (財団法人機械システム振興協会; 2004/03 PDF)
長期保存のための光ディスク媒体の開発に関するフィージビリティスタディ 報告書 (財団法人機械システム振興協会; 2005/03 PDF)
これによるとDVDの寿命は、温度30℃、湿度80%なら最低9年(温度25℃、湿度80%なら最低15年)という結論になっていますが、寿命が計測不能だった粗悪メディアは含まれていないことに注意しなくてはいけません。つまり安値で叩き売られているメディアの信頼性の指標には必ずしもなりません。実際、実験開始時点で寿命0年と判断されるメディアもあったそうです。ここでの「寿命」とはPIエラーが280個を超えるまでの時間と規定されていて、寿命0とは記録時点で既にそれを超えてしまっている事を意味します。また、記録時点で記録面表面傷による書き込み停止が複数のブランドで発生していますが、それらが今回の保存特性の評価とは目的が違うとして除外されている点にも注意が必要です。また実験ではパイオニア製とソニー製のそれぞれのドライブで記録したメディアだけを試験していますから、その他のドライブで記録した場合の結果は不明ということになります。
なお、この加速劣化試験に関しては異論もあるようで、この試験の様に湿度を固定した条件ではなく、吸湿・排出する環境ではポリカーボネイトの分子結合が切れて白濁するという指摘もあります。
一方で、「ポリカは水だけでは分解せず、水とアルカリ性物質が混じって加水分解反応が起きる。メディアの製造過程でコンクリート粉末などのアルカリ性物質が混じった場合に、加水分解による欠陥が発生する可能性がある」という帝人化成(OM事業部門 技術開発営業担当の清水久賀部長)の意見もあります。
後者の指摘では、製造工程でミスがなければポリカはほとんど劣化しない。1982年の登場から24年経過した音楽CDにもポリカが使われており、その実績と加速劣化試験の結果から、ポリカの寿命は少なくとも40年、長ければ200年と推定できるというもの。
しかし、冒頭の報告書(PDF)をよく読むと、特定(国内)メーカーのDVD-RAMディスクだけにおいて白濁が生じて読み取り不能となったものがあることが記されています。調査の結果ハードコート層の材料が凝縮した事が原因であるとの旨。このメディアの推定寿命に関しては(劣化モードが違うという判断でしょうけれど)白濁が生じるまでの結果から外挿した結果となっている点にも注意。なおハードコートの改良により寿命が延びることも実験で確認されてはいます。メーカー名は伏せられていますが国内メーカー&ハードコートから連想されるのは…TDK?
DVD-Rの解説で、接着剤がディスクの劣化に大きな影響を与えることが明らかになったので、その改良で長寿命化が期待できると記されています。接着剤はDVD-Rに限らないはずなので、-RW, -RAMなどでも同じことが言えると思われます。
相変化記録を利用したDVD-RWの解説で、「記録後の放置時間による反射率の低下や、マークの変化のほかに記録膜、反射膜の腐食などがあり、これらがブランド間の劣化時間の差を作っていると推測できる。」との旨。反射率の低下原因は反射膜の腐食や銀イオンの変移、銀の硫化などと考えられています。
なお、特定条件において劣化が進まず寿命推定ができないメディア(少なくとも採用した試験方法では劣化しない程度に優秀という意味)もあったとの旨が記されています。
更に、DVD-RWにおいて1万年以上の推定寿命(PIエラーが280個になるまでの時間)が得られた代りに、反射率の低下が大きく、規格値を大きく下回っているためにドライブによってはデータが読み出せない恐れのあるものもあったと記されています。つまり単純にPIエラーだけで寿命幾らと判断できない例もあるということで、寿命推定値を得るのは非常に困難なのが実情のようです。
[2006-10-14 補足] CD系、DVD系の扱い・保存に関するリンクを[2006-06-04] MOの終焉間近? (Page.17)のリンクに追加しました。
[2009-03-20 追加] DVD±Rディスクに認定マークが導入されるそうですが、どのくらい当てになるのかなぁ?マークがないよりは外れを引く危険性が減るのは良いことでしょうが。
→ DVD±Rディスク寿命に関する認定マークを導入 −寿命30年以上の製品にマークを発行。CDs21発表 (AV Watch 2009-03-06)
私のページとしては珍しく、つい先日からトップページにバナーを貼り付けたので、一応その件に関して書いておきます。今日、トップページと[最初に読んで] にも補足事項を書きましたが、貼ってあるのはいわゆる応援バナーというものです。
最近Blogなどで流行っている閲覧ごとまたはクリックごと(またはクリックした後そこ経由で商品が購入されたごと)にサイト運営者に小銭が支払われる仕組み=アフィリエイトやアドセンスとはちがって、何度閲覧しようが、何度クリックしようが、私には1銭も入りません。
では何のために貼り付けているかといえば、それぞれのバナー先を見てもらえば分かりますが、プレゼントが催されていて、その締め切りまでの間バナーを掲載しているとアニメの台本が当たる確率が高くなったり、コンサートの招待券などの抽選にあたるというしくみがあって、それらに応募しているからです。要するに、その応募資格を得るためです。
貼る事が条件であって、見てもらった回数が多いと当たるとか、クリックされた回数が多いと当たるとか言うものではありません。
「貧乏姉妹物語」は既に地上波での放映が終わってしまいましたし(AT-Xでは再放映されます)、「ひぐらしのなく頃に」も、どの地域でも今週中にあと1回で終わってしまいますので、バナーを見て興味をもたれたとしても、今更TVで楽しむ事はできないかもしれませんけども…(DVDを買ったりレンタルしたりするなら別として)。
「ひぐらしのなく頃に」関連では、エンディングテーマ曲を歌っている片霧烈火さんのサイン色紙を戴きました(バナーの直接のプレゼントとは別ですけれども)。2006-12-22に受領。「ひぐらし〜」に関しては用が済んだので、2006-11-21時点でバナーの掲載を停止しました。
ひぐらし〜に関しては、[2006-03-21] 2〜3月のマイブーム(本・映画類の一気閲覧)でも取り上げていたので、アニメに関してさらっと書いておきます。原作もですが、アニメでも複数の「編」に分かれて物語が進んでいくわけですが、正直なところ「これってアリ?」という感想です。推理小説やサイエンスフィクションでよくある、一つの出来事を複数の視点(編)で取り上げ、それらを総合することで犯人または原因を特定するという形式なら全く問題ないのですが、この「ひぐらし」の場合、各編によって発生する事象に多々矛盾が生じているのです(編Aでは誰某がどこで何をしたのに、編Bでは別の場所で別のことをしていたというようなこと)。
これではパラレルワールドというか、言い方を変えるなら「マルチエンディング型のロール・プレイング・ゲームのそれぞれのシナリオを単純に並べて、そのまま1クールのTVアニメにしました」という印象です。各編単独で見るだけならそれなりにまとまっていますし、最近になく残酷な描写のあるアニメである点など興味深い面もあるのですが、矛盾をはらんだ各編をそのまま全部見せられてしまうと、これでは何でもアリの出来損ないにしか感じられません。それが言い過ぎとするなら「様々なストーリーを考えてみました、どれかお好きなものをこの物語として考えて下さい」というような投げやりな印象というべきでしょうか。
小説・アニメなどのフィクションにおいては、物理的にありえない(=不可能)現象や、証明されていない現象(超能力や異次元空間など)、伏線なしのどんでん返しなど色々突っ込みたい作品は多々ありますが、それでも一応そういうものが存在しうるという仮定(もしくは容認)をしさえすれば、それなりに完結するのが普通です。そうではなく、ただバラバラなものを見せるというのはどうなんでしょう? 原作者が一体何を求めてこれを作ったのか、ちょっと私には分かりませんでした。
Webの情報を自分なりにまとめる限り、ゲーム(サウンドノベル)も同様に矛盾というかパラレルワールド的になっているようですが、プレイした人はどう感じたのでしょうか…。
※ 原作は(疲れるので)プレイする(というより読むというのか?)つもりもないですが、結局今回のアニメは原作の全部を表現するのには時間的に短すぎて端折りすぎたのが問題なのでしょうね。あるいは、原作を購入させることを目的として意図的にそうしたのでしょうか(まぁ、アニメは多かれ少なかれ何らかの販促になっていることがほとんどですけど)。後者ならあまりに中途半端な終らせ方で、露骨な販促という気がしないでもないけれど…。それともTVかパッケージメディアでの続きが予定されているのでしょうか。
[2007-03-18 補足] Wikipediaの情報によれば、今の時点では詳細は不明ながら、2007年に第2期が放映されるそうです。
貧乏姉妹物語も一言書いておくなら、小中学生の貧乏姉妹だけで生活できるかといえば、現実は無理があるだろうなと思いますが、まぁそこはフィクションとして容認するとするなら、全体としては悪くありませんでした。何気ない日常を貧乏ながら楽しく過ごすさまを描いていて、ハートウォーミングなストーリーです。全部で10話といわゆる1クール12話か13話が一般的なドラマやアニメに比べて話数が控えめですが、余計な詰め物(引き伸ばしのための取ってつけた話題)がない点でも良かったです。
※DVD発売記念として番組のCM前後に挿入された挿絵「愛キャッチ」(アイキャッチ)の壁紙が全話分ダウンロードできるようになっています。(2006-11-23 追加)
ITmedia +D Gamesにレビューが出ていました。
癒し効果抜群の貧乏生活――「貧乏姉妹物語」 (2007-03-22)
ついでにほぼ同時期に放映されている(いた)アニメも幾つか試聴していたので、それらに関しても書いておきます。個人的に非常に良かったのはARIA The NATURAL(その前の ARIA The ANIMATIONも)、次が順不同で School Rumble 二学期(テレビ東京サイト)(その前のSchool Rumbleも。特に二学期は本編と関係ない「はっちゃけバスケ」その他、などの時間稼ぎ的な詰め物がイマイチでノリが悪い気がしますが、コミックと同時進行で間に合わなかったのかな?)、涼宮ハルヒの憂鬱(特設ファンサイト――公式ページは訳分からないのでこちらが分かり易い)、xxxHOLiC(原作アニメより毒気が少ないような…)、N・H・Kにようこそ!、あたりでしょうか。ハルヒはYouTubeなどでのパロディ映像とか京都アニメの質の良さなどを含めてかなり話題になっていたようですが、そんなに騒ぐほどのものでもないような気がしました(それなりに楽しめましたが)。(「ARIA」は「AQUA」を含めて単行本まで買っちゃいました。アニメとは関係ありませんが「よつばと!」の4も購入。3と4しか持ってないけど…)
バナーとは無関係ですが、「貧乏姉妹物語」でも声の出演をされていた声優の金田朋子さん(「あずまんが大王」のちよちゃん役)のネットラジオ「金田朋子のミニミニミクロ電子幼稚園」(リンクのBBQRを辿って下さい)はぶっ飛んでいて、とても面白いので、是非聞いてみて下さい(ノリが合わない人もいらっしゃるでしょうけど)。
普段は過去のコラムに対する変更や修正や追加に関していちいち書きませんし更新情報にも記しませんが(落書きの目次には日付を記していますが)、今月(2006-09)はちょっと多かったので、念のために書いておきます。
Webで見かけたコネタ(それぞれに脈絡無し)。
新聞やWebニュースで取り上げられていますが、ドイツのリニアモーターカー「トランスラピッド」(遠隔操作による無人運転)が、停止していた工事車両と衝突事故を起こしました。実用運転機ではなく実験線ですが、これまでも有料での試乗を繰り返してきており観光となっていたそうです。最高速度は450km/hを誇るようですが、事故当時は200km/h程度だったとのこと。
事故原因は今後解明されるでしょうけれど(停止車両の認識ミス? あるいは誘導軌道のミス? なんにしても遠隔指令センターのミスっぽいです)、それとは別に気になるのが、リニアは結局技術開発のまま実用化は夢のままなのだろうかという事。中国の上海ではドイツの技術を導入したリニアモーターカー(最高速度430km/h)が2003年に世界で初めて営業運転を初めていますが(2006年8月に火災事故を起こしている)、実用されているのは、多分これだけなのでは。
開発の先端にいるドイツも日本も、建設費(やその他の費用)や環境への悪影響などが問題視されて、実用化は間近といわれながら、結局何年も(10年以上?)実用化が先延ばしにされています(実験は1997年から開始され、2005年には「実用化の技術基盤が確立したと判断できる」との総合評価を受けています。 [参照記事])。最高速度も日本のリニアの場合で、2003年12月に有人・無人で581km/hを記録しています(先の[参照記事]にも書かれていますが)。
しかし、その間に従来の高速鉄道(日本の新幹線、ドイツのICE、フランスのTGV/LGV、英・仏・ベルギーのユーロスター(TGVベース)、イタリアのペンドリーノ/ディレッシマ、スペインのAVE、中国の中華之星、韓国のKTX(=TGV/LGVの技術導入)と韓国独自開発中のG7/HSR350Xなど)は改良を繰り返した結果、最高速度(と営業運転)で新幹線が443km/h(330km/h)、ICE3が330km/h(300km/h;但し路線により幅がある。160〜200km/h, 230km/h, 250km/hなど)(試験車のICE/ICE-Vの最高記録は406.9km/h)、TGVが515.3km/h(320km/h→360km/hを予定)、AVEが330km/h(270km/h)、開発中のG7/HSR350Xが352.4km/hを実現するまでに至っています[*2]。最高速度及び営業速度の高速化は今後も計画されており、例えば新幹線はFASTECH360による360km/hでの営業運転案も出ています。この状況ではコスト高の(浮上式)リニアは永遠に走らないままなのかな? 少なくとも私が生きている間には乗ることができないかも。乗ってみたいのだけど。
※ 大量輸送機関の鉄道ではなく、部品搬送装置(工作機械類)や部品搬送昇降機(エレベータ)としてのリニアモーターは、鉄道のような障害が無いために、もう何年も前から商品化されているようです。
[*2] 速度に関しては随時記録が塗り替えられたり、単なる記録樹立のための数値であったりする場合もあるので、現在走っている列車の数値と異なる可能性があります。なお数値は、2006/09/24時点でのWikipediaを主に参考としました。日本経済新聞 2006/07/30(Sun)の記事も参考としました。
[2007-04-08] TGV(V150型車両)は、2007年4月3日に試験走行で最高時速574.8km/hを樹立しました。従来型鉄道では世界最高速です。日本の磁気浮上式リニアモーターカーが実験線で記録した581km/hに迫る速度です。(日本経済新聞 2007/04/04(Wed)の記事を参照)
[2007-12-30 追加] NHKのニュース(2007-12-25)によれば、JR東海が国の補助なしの自己負担でリニア中央新幹線を建設する方針を決定したとのこと。建設費・車両費 5兆1,000億円程度、開業目標 2025年。18年も先の話ですが、そんなに時間をかけると、その時点で従来型鉄道との差がなくなっていたりしないか、あるいは差があっても料金などを天秤にかけると魅力がなくなっていたりしないか、疑問を感じてしまいます。
なにしろ、記録だけなら2007年4月時点で最高速度の有意差がなくなっており、18年後には営業速度でも負けてしまう可能性が否定できませんから。
| KTXの運行状況などは、以下のWebサイトで詳細に記されていますが、どうも芳しくなさそうです。 |
|
[2010-07-31] 次世代高速鉄道に関するページを見つけたのでリンクしておきます。
たまたま見つけた研究成果記事。静電気などではなくバクテリアを駆動源にするちょっと変ったモーター。この手の生物の仕組みを利用するものとしては、既に数年前から言及されているタンパク質分子モーター(鞭毛モーターなど)の応用を連想するのですが、別の次元で生物を応用している点で興味深いです。動画も見られます。
リチウムイオンバッテリーが原因でノートPCが炎上する事故が相次いでいますが、「責任はソニーに」:デル会長、バッテリー問題で主張 (CNET Japan)などで書かれているように、ソニー関係者は
「構成上の問題だ。同一のバッテリーをわれわれのVAIOにも使用しており、過熱の危険性に対しては独自の安全策を講じている。同じセルを使用する他のメーカーでも問題は生じていない。非常に稀にショートを起こす場合があるが、それはノートPCのシステム構成に起因するものである」 (下線は私が付加)の様に発言しており、特にDellやAppleのPCの場合は充電回路が不適切だから炎上するのだという主張をしています[*1]。本当にそうでしょうか?
最近炎上した記事を見ると、確かにDellのノートPCが目立ちますが、DellノートPCだけでなくAppleノートPC、更には当のSonyノートPC VAIOまで燃えています。(2006-10-28 富士通のノートも燃えました。)充電回路に問題があるというなら、自社SONYの充電回路の設計もマズイと言っているのと同値ではないのでしょうか?全く説得力がありません。結局は、電池の製造段階の不良が一番の問題なのでは?
[2006-10-02 / 10-03 / 10-04 / 10-17 追加] とうとうLenoboとIBM、富士通、シャープも回収を始めました。またソニーも全世界での自主回収を始めました。しかし、ソニーは未だに「このような事象が発生する可能性はノートPCのシステム構成の違いの影響を受ける、とこれまで通りの説明を繰り返している。」そうです。よほど自社の責任を認めたくないのか、イメージが落ちるのを避けたいのか知りませんが、往生際が悪い印象しか受けません。
米HPは回収しないそうです。
[2007-03-02 追加]レノボは三洋電池のリチウムイオンバッテリーも20万5千個をリコールしました。対象となる機種はThinkPadの3シリーズ(R60, R60e/T60, T60p/Z60m, z61e, Z61m, Z61p)です。情報源:日本経済新聞 2007-03-02
[2006-09-21 追加] 日本経済新聞9月20日の記事によると、東芝も電池の不具合(充電や放電が突然停止する)の恐れありとして、19日に無償交換を発表したそうです(先の「金属粉の混入」問題に関しては東芝は「一部機種でソニー製バッテリーを使っているが、リコール対象とは異なるタイプと確認した。念のため、改めて安全確認を行っている」とコメントしている。[参照 ITmedia記事])。この件に関しソニーは「電池内で使う絶縁紙に含まれる酸性物質による悪影響」と同日に事実関係を認めたとのこと。「絶縁紙メーカーがソニーに無断で、ある時期から材料を変えた」ことが不具合に繋がったと述べているようです。
この記事および以下に列挙する記事によれば、DellやAppleがリコールした「金属粉の混入」とは別問題らしいですが、実際のところ電池の材料など調達品に問題があった点(そして部品会社を管理できなかった/調達部品の受入検査をすり抜けてしまった点)においては、根が同じ問題に思えます。以下のITmediaの記事ではソニーは「製造上の問題ではない」と述べています。金属粉を混入させてしまった場合とは違うので「自分達のミスではない」かも知れませんが、製品を製造するという総合面で見れば「製造ミス」なのでは?なんだか、数年前の食品製造/販売会社の偽装や自動車会社のリコール隠し、その他続々と出てきた不祥事で出てくる発言に似た印象を受けるのは気のせい?
※以下は、この件およびソニーのバッテリーリコールに関するWeb上のニュース記事
[*1] Wikipediaのリチウムイオン二次電池ページによれば、ソニーはDellの急速充電システムを問題だと主張している様子。確かに急速充電はバッテリーに負担を与えます。バッテリーを充電する際の電流値は仕様で決まっており、厳密に管理しないと確かに危険です。不適切な充電をするとリチウムイオン電池に限らず、ニッケルカドミウム(Ni-Cd)蓄電池、ニッケル水素(Ni-MH)蓄電池などでも破裂したり燃焼したりします。適当に購入した充電器と適当に購入した充電池を組み合わせて充電することは実は危険であり、厳密にはメーカーが指定した充電池と充電器の組合せ以外はダメなのです(特にリチウムイオン電池は守るべきです)。ニッケルカドミウム蓄電池やニッケル水素蓄電池を、仮に自己責任でメーカーが指定していない組合せで充電するにしても、充電器の充電電流と充電池の許容充電電流を最低限チェックしないと危険です(リチウムイオン電池に関してはメーカー指定外の組合せはお勧めしません、というよりしてはいけません)。
ちなみに一般に1,500〜2,500円程度で販売されている充電器(Ni-Cd、Ni-MH電池の各タイプ専用/共用)の場合、主として-ΔVを検出する方法を採用しています(その制御をする専用ICも複数の半導体メーカーから販売されています)が、充電電流に関しては大抵の場合設定された電流値で充電するようになっているため、(〜mAhとして表記される)容量の低い充電池(≒充電電流値の低い充電池)を安易に急速充電すると、仕様オーバーとなって破裂します。具体例として単三/単四電池共用で、どちらを装着しても同じ電流値が採用される充電器の場合、基本的に単三より容量の小さい単四電池では負担が大きくなります(単三と単四を認識して電流値を変化させる充電器もあります)。
それに対して、例えばTECHNO CORE INTERNATIONALの製品の様に、安全に急速充電でき電池寿命も伸びると謳う「Advanced IC&C充電制御方式」を採用した充電器も存在します。実勢価格は5,500円程度(希望価格は8,000円)とやや高めです(現時点で製造終了だそうです)。2005年4月に「温度上昇なしで長寿命を実現した急速充電技術」において、第17回「中小企業優秀新技術・新製品賞」を受賞しているそうです。充電方式などに興味のある方は、研究紹介ページなどをご覧下さい。(なんだか宣伝みたいになってますが…個人的にテクノコア社とはなんの関係もありません。技術的に面白いので紹介しておきます。)
以下の(元)記事は、Dellがバッテリーのリコールを発表する前に書かれたらしいですが、航空業界では早くからバッテリーによる火災を問題視していたようです。バッテリーリコール後は、DellとAppleのノートPCの持込に制限をかける航空会社(大韓航空とVirgin Atlantic)も出てきました。
以下は、ソニーのWebサイトの歴史でリチウムイオン電池に触れたページ
イルマーレのハリウッド版リメーク作品イルマーレ(The Lake House)が、9月23日に国内で公開されるようです。リメークされることが発表されたのが2005年1月20日だったので、約1年半で仕上げられたってことですね。ただ『Shall We ダンス ?』の場合と同様に、ロケーションが異なっても、ストーリーには大きな変更がない様子なので、オリジナルを見た人なら敢えて見えるまでもないかも…。
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック(2006年9月現在ともに42歳)のファンで彼らの演技を見たいというなら別ですが。
※ 「イル・マーレ」、「イルマーレ」のどちらが「正しい」表記なんでしょう。以前レンタルで見たオリジナルの表記はイルマーレ(Il Mare)で、前回取り上げた朝鮮日報の記事ではイル・マーレだったけれど。ちなみにワーナー エンターテイメント ジャパン(株)の映画ページの表記は「イルマーレ」。
[2010-07-28 補足] この項を書いた4年後のことですが、ニューズウィーク日本版 2010年8月4日号には「リメーク経由、アジア行き 映画 観客の意識が変わったせいか、ハリウッド映画のアジア版が花盛り」という記事がでています。
光ディスク産業関連の論文(PDF)へのリンクを、[2006-06-04]末尾に追加。DVDやMOなどの光/光磁気ディスク関連の情報(開発の経緯/標準化の経緯/販売戦略の成否/生産分業の状況/メディア価格競争の状況)が得られます。CD-R/RW系やDVD-R/RW系の価格下落が急速に進んだのが、日本と台湾企業のそれぞれの思惑の結果であることや、メディア価格の下落が継続する事によるメディア製造企業の儲からない構造などが良く分かります。
それにしても、台湾企業が日本企業のメディア製造を振るい落すために掛けた価格下落競争が自らの首を締める結果となり、赤字に苦しめられているのを見ると、今後メディアを製造する企業の更なる淘汰が予測されますし、インドやトルコなどのより低品質品だけが市場に残るというある意味最悪な結果(記録に失敗する/記録できてもそれがいつまで保持されるか分からない不安が残り続ける)を迎えるのではないかという気がしてなりません。
富士通のMO撤退の件 (Page.17)は撤回されたらしいです。確信を持てるソースがない状況なので、これも書くべきかどうか迷って保留していましたが、とりあえずメモしておきます。Page.17のコラムにも補足コメントを追加しておきました。
個人的な備忘録です。
Googleを動詞化して使用する件について、日米で別の判断が下されたようです。まぁ、どちらにせよ私はググるとは言いませんけど。
過去にも何度か議論があった冥王星が、とうとう惑星ではないという結論に至りました。
そういえば、ホルストの組曲「惑星」には作曲当時に冥王星が発見されていなかったために海王星までしか入ってないのですが(地球も入っていないけれど)、偶然にも?ちょうど良くなってしまったわけですね。(ちなみにホルストではなく英国の作曲家コリン・マシューズが「冥王星」を追加しているそうです)
[2006-09-03 追加] 9月2日の日本経済新聞によると、1930年に冥王星を発見したクライド・トンボー氏を生んだ米国にて、宇宙科学者約300人が再定義の求める陳述書に署名、公開したそうです。なんでも8月の総会では約1万人の国際天文学連合(IAU)会員のうち428人しか投票しておらず、開かれた場での議論が必要だとのこと。また揉めそうですね。
2004年2月に破産し立て直したばかりの米タワーレコードが、再度破産だそうです。日本のタワーレコードは独立しているため影響はないとのこと。
宮崎駿監督の長男・吾朗氏が監督した「ゲド戦記」は、ネット上などで色々批判されていますが、原作者も批判的だとか…。
2006年8月18日の日本経済新聞に小さく出ていましたが、もう10年経た「ジョンベネちゃん殺害事件」の容疑者がタイのバンコクで逮捕されたそうです。当時は盛んに報道されたものの、それ以降情報が途絶えてしまっていたので迷宮入りかと思っていました。新聞では「米捜査当局は確実な証拠をつかんでいる」そうですが、以下の記事の記述では、容疑者が真犯人なのかどうかまだ疑問点も残る印象を受けます。
[2006-08-30 補足] 29日の新聞記事によれば、DNAが一致しなかったそうで、犯人探しは振り出しに戻ったそうです。10年も経つのでもう捕まらないのかも…。
[2017-10-09 補足] もう迷宮入りのままなのでしょうけど…
全く違う話ですが、10年と言えば、1995年7月に東京都八王子市のスーパーでアルバイトの女子高生ら3人が射殺された事件もあります(最近バスに警察からの呼びかけ広告が出ています)。
● 95年の八王子スーパー射殺事件に300万円の懸賞金 - ウィキニュース
さすがに10年も経つと目撃証言なども集まらなくなるようで、これも迷宮入りしそうな感じです。
→2012年7月になってカナダ在住中国人の男が何らかの事情を知るのではないかという報道がされています。旅券法違反容疑で逮捕状を取り、現地の司法当局に身柄の引き渡しを要請しているらしいですが、日本―カナダ間に犯罪人引き渡し条約がないため、引き渡しがされるかどうか不明な状況。
八王子スーパー強盗殺人事件#指紋がほぼ一致している日本人 (Wikipedia)
orz って既に海外のWikipediaにも登録されているんですね…。
ちなみに以下のリストの「マンガで学ぶ♪アリサのネット難解最新用語講座」も面白いです。
コネタ系のページが人気だそうで、その一つの「Excite Bit コネタ」を、ちょっと覗いてみました。確かに色々と身近な疑問などが取り上げられていて、読み始めると止まらないかも。以下は興味深かったものの一例。
(※Excite側の負荷のせいなのか、リンク項目をクリックした際に404 Not Found エラーを食らう事が多いのがちょっと気になりますが。)
似た例として「@nifty:デイリーポータル Z」(「検証・キュウリは牛乳より水分が多い」や「染めソーメン」あたりは面白いかも)や「GIGAZINE」(スペインにマジンガーZの銅像があるなど)もあります。
スペインに銅像がある理由はともかく、「日本で視聴率が最高30%を超える大ヒットを果たした後、スペインやイタリアなどヨーロッパでも放映され、大人気を博した(スペインで視聴率80%など)。以降、世界各国でヒット」(Wikipedia)って、すごい数字。
いまやネット上で調べものをする際には、私の場合真っ先にGoogleを使うようになっていて、用語類としては時々Wikipediaを使うという具合ですが、最近紹介されていたWeblio は、もしかしたら結構便利かもしれないと思いました。というのも、ネット上にある辞書/百科事典/用語事典類のサイトを横断検索するようになっており、比較的まとまったページを検索対象とするようになっているからです。もちろん、個人のWebページや、Blog、掲示板など全てを対象に検索した方が求める情報を得られる事もあるので用途によって使い分けるのが良いでしょうけれど。
HDDレコーダーで記録していた今朝のTV番組(とくダネ!)を見返していたら、東京新聞でNASAが1969年のアポロ11号による月面着陸の磁気テープ(約700箱分)を紛失したと報じている旨を紹介していました。国立公文書館から1970年代後半にNASAに返却された後に所在不明になったそうです。なお、原本が仮になくてもコピーはあるとのこと。読売新聞のWebサイトにも記事が出ていますが、この記事では「どこかの施設に眠っていると思う」と楽観的な様子です。
郵便や宅配便で行方不明になる例や、卑近な例では社内便で郵送物が紛失する例などもわりとあることではありますが、歴史的資料が行方不明というのはどうなんでしょう。資料が多すぎて管理しきれないのでしょうか。
とくダネ!の冒頭ではVHSの人気が健在という毎日新聞のニュースも報じていました。なんでも、DVDプレーヤーの販売価格が余りに下落しすぎて儲けにならないため、付加価値をつけることを目的として、中国などの電機メーカーから日本ビクターにVHSデッキの新規生産申し込みが相次いでいるとか。
[2006-10-13 追加] 日本ビクターが開発したVHS方式の家庭用ビデオが、世界最大の電気・電子技術者団体であるIEEE(米電気電子学会)から「IEEE マイルストーン」に認定されたそうです。
ビクターのVHSビデオ 歴史的偉業に認定 IEEE (CNET Japan 2006-10-12)
今回から、更新情報の欄から直接変更箇所へ辿れるようにリンクを張ることにしました。全部のリンクを貼るのは手間なので、とりあえず7月以降の分だけにしました。
フリーなPDF Writerや、編集ツールも色々とフリーなものが出回っていますが、ここではこれまで利用したWriterの感想をまとめておきます。現時点で最もオススメなのがPDFCreatorです(2012-11-04時点でオススメをBullzip PDF Priterに変更)。これはWindows Me, Windows 2000の両方で実際に使用した感想です(PDFCreator, CubePDFはWindows XPでの使用も含む)。
これまではCutePDFやPrimoPDFなどを使ってみたのですが、余計な広告がついてくるようなことはなかったものの、なぜか文字のコピー&ペーストができない事が多かったり、文字の検索が機能しなかったり、セキュリティが機能なかったり(有料版にはある)という具合で、ちょっと物足りませんでした。PDFCreatorはその全てを実現できる上[*3]、PDFのみならず画像生成もできて便利です。画像生成に関しては、旧NIFTY SERVE(現@nifty)で公開されていたColor TIFF Driverを持っているのでそれで用は足りていましたけれど、PDFCreatorなら1つで済む事になります。
以下簡単なまとめ。
[*3] [2010-11-27 補足] PDFCreatorでもバージョンによって、コピー&ペーストの結果文字化けすることが分かりました。気付いている範囲では、以下の通り。
文字化けしない:ver.0.9.2, ver.0.9.3, ver.1.0.2
文字化けする:ver.1.1.0
[*4] [2011-02-12 補足] PDFCreatorにて、いざPDFを生成しようとして[Save]ボタンを押しても、何度もダイアログが繰り返し出てしまう場合がありますが、その時はファイル名が日本語であることが原因のようです。日本語名のファイル全てでPDF生成ができないわけではありませんが、一部の文字でこの不具合が発生します。もしもダイアログが繰り返し出るだけでファイルが生成できない場合は、一時的に英数字だけのファイル名にリネームして(あるいはその名前のファイルとして複製してから)PDF作成すればOK。
◆以下2つもFreeなPDF Writer (Windows Me, 2kで実際に使用した感想)
※なお、出力されるファイルの「見栄えは」、CutePDF, PrimoPDFのどちらも十分きれいです。
◆以下(クセロ)は使った事がなく、見聞きしている情報からのまとめ。上記3種類があることを考慮すれば、個人的には利用意義を感じません。
[2012-01-17 追加]
[2012-11-04 追加]
※ 全般的な補足:元の文書ファイル(&アプリケーションおよび使用フォント)によっては、標準設定でPDF変換した後に、一部の文字が表示されなかったり、網掛けの具合が希望通りにならない場合があります。その場合には、フォントの代替処理設定を変更してみたり、フォントのダウンロードオプションを変更してみたり、印刷品質(解像度)を変更してみたりすると改善できる場合があります。その他表示するAdobe Reader(および互換アプリ)での表示設定(補間を止めるなど)によっても改善できる場合があります。
[2024-12-11 追記] 上記で製品やバージョンによって「コピーの際に文字化けする」件は、UNICODEであるためと思われます。2015年頃?に、Shift JIS前提のエディタへの貼りつけで文字化けした際にUNICODE対応のメモ帳やエディタに貼りつければ読めることに気づいたのですが、ここへメモし忘れていたので今更ながら付記しておきます。